ホールスタンドとは19世紀初めに登場したエントランスホール用の家具です。 帽子や傘やコートやマントなどの外套をかけるのに使用されました。 時代を通して色々な形が作られ、例えば 本体の一部にカストアイアン(鋳物)を使ったり、タイルがはめ込まれたり、身だしなみをチェックする小さな鏡・仮置きの棚やその下に衣服用のブラシをいれる小引出し・座るためのベンチがついたりと様々です。 ヴィクトリアン期に大流行し、各家庭に一つはあったと言われるほど。 また 1860年代には曲木のものも登場しました。 同じ用途の小振りで幅の狭い箱物収納家具を「ホールローブ」といいます。 H H ホールスタンドの歴史と物語 S